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2012年08月29日

南相馬市長 桜井勝延2 市民が残ってるなら我々は絶対移らない

南相馬市長 桜井勝延が「原発事故1年」を全激白(2)市民が残ってるなら我々は絶対移らない



県からも国からも救いの手はない。

桜井市長はこの窮状を世界に発信する。それがユーチューブからのSOSだ。

あれは3月24日の発信だった。

「もっと今の状況を発信しなければ」と思っていた時、市民の1人が来て、「ユーチューブに載っけるから30分ぐらい思う存分しゃべってください」と言うんです。

夜9時ぐらいだったかな。こっちもくたくたで眠かったから、撮影している途中で、もういいかげん、このへんで終わろうと思ったら、10分くらいの映像になっていた。

その後、ニュースで「世界の100人」だって?必死な訴えが届いたって言うけど、早く寝たくて必死だったってだけなんですけどね(苦笑)。

市役所の床に毛布巻いてゴロンっていうのが震災以降ずっと続いてたし、少ししかないストーブの周りに職員みんなで丸まっている状態だったから。

エアコンは使えなかった。電気がないんじゃなくて放射能が怖いから。

外気を入れちゃダメなんです。

そんな状況下でも、市長が考えるのは市民のことだ。

他所への避難が相次ぐ中、避難を選ばなかった、もしくは避難できなかった市民もいる。

彼らがいるかぎり、自分たちは残らねばならない。

原発事故から1週間くらいして、双葉郡が役場ごと移転って話が入ってきた。

そりゃ職員だって避難したくてしかたがない。

屋内退避区域だから30キロ圏外に移すべきだっていう幹部職員もいた。

だけど自分は移さないって決めたんです。

この膨大な情報端末とかをどうやって移すんだっていうのもあったけれど、市民がかなり残ってるし、市民全員が避難しないかぎり我々は市民を支えなければならない。

市役所は街の求心力なんだよ。でも震災以降、精神的に追い込まれた職員はいっぱいいたよ。

通常の市民人口が7万人超。一時期、1万人にまで減少したが、現在、約4万3000人にまで戻ってきている。

南相馬が特別ってわけじゃないんだろうけど、当時は政府からの情報は来なかった。

いつも我々よりもマスコミへの情報が早い。警戒区域もそう。

緊急時避難準備区域解除の時もそう。

ホットスポットの特定避難勧奨地点もそうだし、全部政府から頭越しに報道機関に出ていく。なのに、当事者である我々のところには紙でもメールでも情報は来ないんだな。

全て唐突に新聞発表だから。

被災して仕事もままならない住民は時間だけはあるからさ、新聞を事細かに読んでいるわけですよ。

で、「どうなってんだ!」と問い合わせてく る。でも、我々は答えられないから「そんな情報ありません」と言うしかない。

「新聞に出た情報以外、持っていません」しか言えないって。

政府発表の1日前に情報取った記者が「こういう情報がありますが、ひと言─」とか被災地代表みたいにしてコメント取りに来るけど、何も聞いてないのにね。

仮の問題に仮のコメントはできない。

自分 が発表したら、「市長はこういうふうに言った!」って必ず抗議があるから


  
タグ :原発鹿児島


Posted by 瀬戸 武志 at 11:45Comments(0)原発・地震