2011年06月18日
梅雨時の健康管理について PART2 湿邪対策と健康法

梅雨時の健康管理について PART2
湿邪対策と健康法
梅雨本番で毎日鬱陶しい日が続いておりますが、東洋医学では、「湿邪(しつじゃ)」が原因で、体調不良になりやすいとされています。
湿邪とは、読んで字のごとく「湿気(じめじめした)邪気」で、外部から入ってくる六邪(6種類の病因)のひとつです。
梅雨時など自然界に湿度が多いときに体に入りやすくなります。
水分なので重く下に流れる性質があり、手足が重く感じたりむくんだりしやすくなるのはそのためです。
ねっとりとして停滞しやすく、生命のエネルギーである気血の流れが滞ります。
そのため、体に不調が生じたり関節などの痛みを感じるようになります。
また、停滞性があり一度体に入ってしまうと病気の回復が遅くなり治癒に時間がかかるという嫌なおまけつき。
そして、この湿邪の影響を一番に受けるのが、消化吸収と水分代謝をつかさどる「脾」(西洋医学の脾臓とは別物で、胃腸の働き)なのです。
だから梅雨時には下痢や食欲不振、嘔吐、腹部膨満など消化機能の障害が起こりやすいというわけなんですね~
舌が大きく肥大している時やコケが多くついている場合は、湿がこもっていることを示すので一度チェックしてみてくださいね
もう一度この梅雨時におこりやすい体の症状について振り返ってみましょう
〇神経痛・関節痛
気圧の変化や湿度の上昇により末梢神経の傷が刺激されて神経痛や関節痛などの症状が。治ったはずの古傷が痛むことも。
〇むくみ・水太り
汗や冷房でカラダが冷えると血液の循環が弱まり、水分が尿としてうまく排出されず、むくみにつながる。ビール腹もこれに当てはまる。
〇胃腸の不調
暑いからといってむやみに冷たい飲み物を飲むと、おなかの冷えや消化液が薄まる原因となり、食欲不振、消化不良、下痢といった胃腸の不調が増える。
〇だるさ・頭痛
梅雨時期の激しい温度差によるストレスから自律神経がうまく働かなくなり、だるさや頭痛をはじめ、手足の冷えや月経不順が引き起こされることがある。
〇皮膚病の悪化
外気の湿度が上がりすぎると、じゅくじゅくタイプのアトピー性皮膚炎や水虫が悪化することがある。ただし乾燥肌の方には◎といった反面も。
〇湿邪に聞くツボ

〇お勧めは、三陰交です
この三陰交は、わら師たちの体にとって主要な働きを持つ3つの経絡が集まっている場所です
内くるぶしの一番高いところから、指4つ分上がった骨の際にあります。
体内の水分代謝を高めて消化不良や冷え・むくみに効果を発揮し、カラダに元気を与える働きがある
〇陰陵泉
三陰交だけでは物足りないという方。三陰交から脚の内側をしっかりともみながら、膝まで上がってきてください。
内くるぶしの延長線上、すねの内側でひざ下の骨のやや前下にあります。水分代謝を調節してむくみを解消するツボです。
お勧めの食材PART2
食材に関しても前回、体を温める食物をお勧めいたしましたが、次のような食材も、毎日の生活の中で使ってみてくださいね

〇良い香りがするもの
香味野菜など良い香りがする食材は胃腸の働きを活発にし、体内の余分な水分=湿の排出に役立ちます。
特に生姜はカラダを温めて発汗を促す作用もあるのでおすすめ。
例 しそ、生姜、ゆず、三つ葉、シナモン、カレー粉、山椒、ねぎ、らっきょう、唐辛子、にんにく、にら など

米に代表されるような甘味は、胃腸の働きを助け、弱った脾に活力を与えます。
またかぼちゃは腎臓の働きを助けますし、人参は体を温めてくれます
例 米、長いも、大棗、さつまいも、かぼちゃ、人参、キャベツ、しいたけ など

利尿作用で湿を除去!ただしウリ科の野菜は熱を奪う働きもあるので、冷えが気になる人は、カラダを温める食材とあわせるか、食べる前に冷蔵庫から出して常温に戻しておくとよいようです
例 きゅうり、スイカ、トマト、ゴーヤ、豆類(大豆・小豆・そら豆)、ハトムギ、大麦 など
参考 ラクリエ
Posted by 瀬戸 武志 at 12:00│Comments(0)
│梅雨時の健康管理