2012年10月04日
消費税は日本の中小企業をだめにしてしまう

消費税についてここ数回書いてきました、今回が最終回、私のような経営者の本音です。
私たちのような会社の経営者も、消費税の値上がりを大変危惧しています
消費税が上がると国民の消費は減っていく傾向にあり、会社の売り上げも減少します。
消費税が上がったからと言って、その値段を商品やサービスの価格に上乗せすることもできません
上乗せしたら、さらにお客様が減ってしまい、今までよりもさらに売り上げが落ちる可能性もあるからです
法人税は、会社の利益がないと、基本の料金(7万円程度)さえ払えばよいのですが
消費税は必ず売上に対する消費財割合で支払わなければなりません
利益が出ていようが出ていまいが関係ないのです
消費税は法人税と違い、国民から預かったお金なので、必ず国に戻さなければならないのです
私の会社では、昨年は300万程度支払いました、
これが10%になったら600万円です、とても払えるお金ではありません。
もちろん、毎月の売り上げの中から、消費税分を使わずに貯金しておけばよいのですが
売り上げが悪い時は、経費はほとんど残りません
現在は、消費税は、売り上げに対して2.5%から5%程度支払えばよいのですが、
これが10%になったら、最低5%から10%のお金が売り上げから税金として支払われます
もし現在、5%以上の利益が確実に残っている会社であれば、なんとかしのげるでしょう
しかし、会社の利益が赤字、もしくは5%未満だとすれば、現状では消費税は払えなくなります
しかも、社会保険や厚生年金の値上げも予定されているので、W増税になるのです
消費税が払えず滞納したら、すごい利息が付き、会社は支払い不能になると倒産です
現在8割の中小企業が「赤字経営」です。
そして残り2割の黒字の会社も、利益はあるかないかのきわどいところですから
消費税増税によって、経済的に困窮してしまう会社がほとんどだと思います
会社が倒産したら、働いている人たちも、仕事がなくなり生活できなくなります
商品は高くなる、保険も高くなる、しかし給与は減っていく、貯金もできない
このような未来がもうすぐ、やってくるのです
私も自分の会社をどのように運営していけば、この消費税増税を切り抜けられるのか試行錯誤です
私は一言言いたい!!
誰か消費税増税を止めてくれ!