2011年09月22日
ローズキャンペーンPART1 ローズの起源
ローズキャンペーンPART1 ローズの起源

からだ・はうすではローズキャンペーンが始まりましたね
このローズ(バラ)の花は私たちにとってはとてもみじかな花ですね
お友達の誕生日はもちろん、愛する人に贈る花もバラですね
バラほど人々に愛される花も少ないでしょう
それだけに多くの人たちが、バラの美しさを求めて品種改良に務めてきました
そして美しいバラの花には、有名な女性やプリンセス達の名前が付けられました
そのようなバラから採取される高価なバラの精油
それらの貴重なバラの花の香りを楽しめるアロマテラピーは
私達にとっては、自然からの最高のギフトですね
それでは今回から「バラ」についていくつかのお話をしていきましょう
バラの起源
バラが地球上に現われはじめたのは、5000万年以前と言われ、高等植物としてはかなり早くから登場。
バラの花は野薔薇が原種とされていますが、
野薔薇はヒマラヤやカラコルムの海抜2000~4000mの高地で生まれました
そこから東西に、中国、インド、ペルシャへと広がっていったとされています。
その薔薇と人間の関係が始まったのは、紀元前5000年頃のメソポタミア文明の頃からでしょうか。
メソポタミア文明はシュメール人によって作り上げられましたが、
北部の山地に住んでいたアッカド人によって統一国家が生まれ、バビロニア王国へ発展。
シュメールの英雄ギルガメッシュを描いた「ギルガメッシュ叙事詩」に
「薔薇は永遠の命・・・」と記されています。
世の東西を問わず、宗教的な儀式には、華麗な衣装、妙なる音楽、崇高な香りが欠かせません。
多くのアミ二ズム(原始宗教)では、神と交信する役割の女性が存在しましたが、
薔薇の香りを嗅ぐのは、祭儀的な意味を持つ行為であり、
彼女達を特別な精神状態へと誘う効果があったと考えれれます。

ギルガメッシュを誘惑する官能的な女神の像がパリのルーブル美術館に所蔵されていますが、
おそらくイシュタルではないかといわれている「花の香りを嗅ぐ女神」の
その右手には一輪の花を持ち、恭しく左手を添えています。
その花はバラだといわれています
ロサ・ガリガまたはロサ・ダマスセナであると思われます。
ロサ・ガリガは古代薔薇の親、ロサ・ダマスセナはガリガの子供。
メソポタミア文明の時代からこれらの薔薇は存在していたのです。
そしてこれらの「神話的なバラ」たちから多くの有名なバラが生み出されたのです
一番上にある写真はロサ・ガリガとよおばれるバラです
ヨーロッパの中部から南部、それにトルコやコーカサス地方が原産です。
高さは2メートル以上になり、茎は棘や腺質の剛毛に被われます。
葉は羽状複葉で、青みがかった緑色の3~7個の小葉がつきます。
花は一重の5弁花で、芳香があり濃いピンク色をしています。
多くの園芸品種が作出され、ガリカ系(ガリカローズ)と呼ばれます。
花びらをサラダ、ジャム シロップ ワインにも
ローズオイルとローズウオーターは浴用、スキンケア用品
乾燥させた花びらはポプリに、昔は薬用植物としても利用価値の高い花でした

こちらは、ロサ・ムンディ赤と白の絞り模様がきれいですね
このように原種のバラは、花の形がとがったものではありません
きっと太陽の光をたくさん浴びれるように花が開いているのかもしれませんね
Posted by 瀬戸 武志 at 15:34│Comments(0)
│ローズ