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2011年05月27日

原子力発電が止まっても日本の電気は大丈夫?

原子力発電が止まっても日本の電気は大丈夫?

原子力発電が止まっても日本の電気は大丈夫?

先日ソフトバンクの孫さんが、太陽光発電の建設の検討に入ったそうですが、
実際の所、日本の発電事情はどうなのでしょうか。
本当に原子力発電がないと、日本の電力はまかなえないのでしょうか

今日はこのことについて考えてみましょう

以下ZAKZAKAに掲載された記事を瀬戸社長が編集しました。

「原発は必要悪」ウソだった?“全停止”でも大丈夫なワケ2011.05.2

収束の見えない東京電力福島第1原発の事故を受け、国内54基の原発がすべて停止する可能性が出てきました。
各地で稼働中の原発は来年3月までに全基が定期検査に入り、一時的に運転を止めるが、その後の再稼働に対する住民の反発は必至。

つまり、いったん止めたら二度と動かせなくなるというのです。
日本の原発がすべて止まったら、どうなるのか? 太陽光や風力などの自然エネルギーで代替できるのか?

現在稼働中の原発は来年3月までの間に順次、定期検査に入ります。
再稼働を前提とした検査ですが、現実には各電力会社は地元住民の不安や反対に配慮し、再稼働できずにいます。

九州電力は4月下旬を予定していた玄海原発2、3号機の再稼働を見合わせているほか、北海道電力や関西電力でも検査終了後の原発が営業運転に移れないでいます。
他の地元住民からも「すべて止めるべき」との声が上がっており、一度止めたら再稼働は困難な状況なのです。

電気事業連合会(電事連)によると、国内の原発は54基、合計出力は4884・7万キロワットに達する。
かりに、このすべてが止まったら、日本の電力状況はどうなるのか?

電事連がまとめた昨年度の電力生産量のうち、最も多い火力は49%、次いで原子力が27%、水力は7%を占めています。
原発を止めて何の対策もしなければ、現在の生活から約3割の電力が消えることになります。

その代替手段として、太陽光や風力など、いま注目のクリーンエネルギーに全電源の3割もの量を転換できるのでしょうか。

結論から言うと、自然の太陽光や風力、水力を利用した発電方法は、発電効率が決してよくない
また発電装置を設置するために、大変な面積を必要とするし、曇りの日や無風の時は発電できないというリスクもあります。
そのために、自然エネルギーはあくまでも補助的な立場になるのが現状です

また、経済産業省によると、発電原価(1キロワット時あたり)は原子力が4・8-6・2円と最も安い。
火力では石油が10-17・3円、石炭は5-6・5円、液化天然ガス(LNG)が5・8-7・1円。
水力は8・2-13・3円。クリーンエネルギーでは風力は10-14円だが、太陽光はパネル設置に費用がかさむため、46円とダントツに高い。

しかし、今回の福島原発のような事故が起きた場合の補償を考えると、その保障を誠実に行うなら、国も保証しきれないぐらいの莫大な保証金となります。
現在国は保障に対する法的な責任を回避するために、国際基準の年間1ミリシーベルトを原発で働く労働者の最高基準20ミリシーベルトまで引き上げてしまい、これを子供や妊婦にまで適用させるという非常識なことを行っています。

原子力発電が止まっても日本の電気は大丈夫?

電力のことだけでいうならば、原発がないと国の電力はまかなえないという人もいますが、果たしてそうでしょうか。
京都大原子炉実験所の小出裕章助教は「原発が必要悪と思わされているのは、まったくのウソ」と指摘します。

「原発の稼働率は60-70%で、他の発電手段よりも高いですが、これは一度動かすと止めるのが難しい性質のためです。
実は、最も発電能力の高い火力の稼働率は48%にとどまっている。
つまり、原発の発電量をすべて火力に置き換えても、なお火力には約3割の余裕がある。原発からは即刻、抜けられるのです」


つまり火力発電は、発電能力の50%弱を占めているにも関わらず、稼働を抑えているために、発電量は抑えられているのです。
火力発電を今以上に動かすことが出来るなら、それだけで原子力発電の分は賄えるということになります。

 最大6000万キロワットといわれる夏場のピークについても、「火力と水力だけで足りる。夏のピークは真夏の数日、しかも午後の数時間だけのこと。ピンチになったとしても節電で十分にしのげる」というのです。

 火力発電にはコストに加えて二酸化炭素排出の問題がつきまといますが、少なくとも原発停止で日本の3分の1がいきなり真っ暗になるということはないようです。

原発停止で足りなくなる分を石油の火力でしのぎ、その間にLNGやクリーンエネルギーの発電規模を上げていくのが現実的な策なのかもしれません。

くわしくはこちら 小出裕章さんの「無用な原子力」


次回、火力発電のあたらしいシステムが日本を救う!


タグ :エネルギー

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