神殿めぐり9 戸隠神社と天狗様
神殿めぐり9 戸隠神社と天狗様
さて神殿めぐり最終日、朝起きるとなんと・・・雪が降っています
もうすぐ5月になろうというのに、鹿児島に住んでいる私にとっては?????
そこで雪がやむまで待って、戸隠神社の奥社まで行きました
といっても今日は上まで登らずにお庭で遊んだり民族資料館を訪ねることにしました
この民族資料館には、戸隠忍者屋敷が併設されていて、何やら怪しげです
やっぱり、行ってみて分かりました。戸隠には天狗伝説があり、
もともと忍者というのは、その天狗様から忍術などを学んでいたらしいのです
この絵は忍者屋敷で展示されていた忍術の奥義書です
しっかりと羽をもった天狗の姿が描かれています
おそらく、天狗から学んだ剣術は、山にある神殿を守るために
不要な人間を近づかせないようにしていたのかもしれません
おそらく、人間が習ったのは、忍術だけでなく、
「かたかむな」などの古代の叡智もともに学んでいたことと思われます
こちらは飯綱権現様、やはりどこから見ても天狗です
くちばしもとがっていますし、羽もあります。
でも、天狗と言うのは、天使と同じ存在でもあるのです
ということは、昔ここに、風の神殿があって、天狗達(天使)と
天狗達(天使)によって指導された忍者達によって守られていたのではないかとい思います。
古い過去では、この天狗達のように、皆が羽をもって戸隠の山を飛び回っていたのではないでしょうか
これは古い着物の背中の絵柄です
羽を広げて空を飛翔する天女様のお姿
天狗よりは私達になじみの深いお姿ですね
そしてやはり、ここにも山岳密教の始祖「役行者」様のお姿が・・・
私は20代の時は、山岳密教の世界観にあこがれて、役行者の後を回っていた時代があります
山から山へ、伊豆大島、弥山や羽黒山、全国の金峰山など各地を巡り瞑想しました
この聖地めぐりの旅に出る前に、「風の神殿」はきちんと機能しているから大丈夫!
という話を聞いていましたので、ここにきて納得
山にある神殿は、山岳密教や神社の奥社として、人々の崇敬の思いを受けてきました
人の欲にまみれることもなく、神聖な場所として守られてきたのです
しかも、いまだ持って神社や密教の人たちによる守護も厚く、大切にされてきました
このままでいてほしいですね。
富士山も自然遺産に登録される可能性も大きくなりましたが
自然遺産に登録されてからの屋久島の荒廃ぶりを知っている人間にとってみれば
自然遺産に登録され、さらに多くの観光客が訪れるのは、ちょっと不安です
最終日は、戸隠からおりて長野市内にバスで移動
少し時間があったので、全国から多くの信者を集める善光寺参りも行ってきました
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