空気の乾燥と風邪

瀬戸 武志

2015年10月08日 09:00

空気の乾燥と風邪


最近寒くなって来て空気も乾燥して来ましたね。
からだ・はうすのスタッフも「乾燥してのどが痛い」と言っていました。
こんな時は風邪に要注意です。

風邪症候群の原因は80~90%がウイルスの感染です。
ウイルスとは生きた細胞の中だけで増殖する特異な微生物のこと。
風邪のウイルスは200種類以上あるといわれますが、

多くは冬場の低温乾燥の環境で空気中の飛散量が増加します。
「ゴホン10万、ハクション100万」とういう言葉がありますが、

風邪をひくと1回のセキで10万個、1回のクシャミで100~200万個の飛沫が

空気中にばらまかれます。

このウイルスは湿度の高い状況では、すぐに地面に落下してしまいます。
ところが、湿度が40%以下になるとウイルスの水分が蒸発して軽くなるため、

落下速度はゆるやかになり約30分間、空気中を漂うことになるのです。
空気中のウイルスは人が息を吸い込む時に鼻やノドから感染して、

流行しやすくなると考えられています。
また、空気が乾燥すると、ノドの粘膜が乾燥して炎症をおこしやすくなり、

ウイルスを防御する力が衰えてきます。こうしたことが重なって、

空気が乾燥する冬には風邪をひきやすくなります。

加湿器などを利用して部屋の湿度を50%以上に保つようにして行きましょう。
インフルエンザのウイルスのも効果があるみたいですよ。

さてこのような風邪の季節になると重宝するのがアロマテラピーですね。
アロマテラピーの精油には、ユーカリやティトリーなど、

抗ウイルス作用、抗菌作用などをもっているものも多くあり、

細菌の感染を予防してくれます。

精油の香りは、その香りが空気中に漂っているだけでも、

細菌やウイルスの働きを抑制する働きがありますが、アロマテラピーの

オイルマッサージなどで、体に精油を使用してマッサージすることにより、

精油が血液の中に入り、体を循環することで、

体内のウイルスや細菌をやってけてくれる働きをしてくれます。

ぜひ風邪の季節になったらアロマテラピーを生活の中でも

活用していただけるようお願いします。




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