南イタリア旅行記PART1 トゥルリの街並み
南イタリア旅行記1 トゥルリの街並み
私たちは、ギリシアのメテオラの修道院の見学を終えて、次の観光地イオニアに向かいます。
イオニアでは美しい湖を見学した後に、コーヒータイム。
そして深夜のフェリーで宿泊し、南イタリアに向かうことになりました。
翌日は、朝から専用バスに乗り込み、約1時間30分かけて、美しいアルベロベッロの町に向かいます。
この町は、トゥルリと呼ばれる白い壁に三角屋根のかわいいお家が立ち並んでいることで有名です。
アルベロベッロの町に着く前からまるでファンタジックな家が道の両側に見えてきます。
でもこのトゥルリと呼ばれる家の歴史は少し悲しいものがあります。
それはこの土地の領主が、国に納める税金を安くするために、その町の人口を少なく申請するための物だったのです。
国の役人が、人口調査のために、町に来るときは、この小さなかわいい家はすぐに壊されてしまい、
人が住んでいないように見せかけるか、家畜や家畜のえさを入れたりしていたそうです
そのために、簡単に作れて簡単に壊せるように、このトゥルリという家の作り方が定着したそうです。
しかし、このトゥルリー、見た目のかわいさ、美しさでとても評判になり、今は観光客がたくさん押し寄せる一大観光地になってしまいました。
このおしゃれな家が立ち並ぶ町並みには、素敵なカフェやお土産屋さんもたくさんあります。
中でも「陽子さんのお店」といって、日本人が地元の人と結婚して経営しているかわいいお店があり、
それがTVで放映されたこともあって、日本人観光客の新たな「聖地」となっているようです
私のツアーの人たちも、たくさんお土産を買っていました。
またトウルリーの屋根の頂点にあるのは、ただの飾りではなく、その家の家紋のような形のシンボルです
この大きなトゥルリは、王様のトゥルリーと呼ばれ、珍しく2階建ての大きなお家です
一般公開もされていて、中に入ると、少し前の農家の家を再現したような家具や農機具が置かれています。
中は、丸みのある白い壁でとても美しく上品で機能的です
ここに佇んでいると時間を忘れそうですね
この教会は、街の中心にあり地元の人たちが、通って来る教会です。
この日は日曜日でしたので、ギリシア正教のミサが行われていました。
とても清らかなエネルギーにあふれていましたので、私もずつと椅子にすわって神父さんたちの話を聞いていました。
最後に地元の人達と握手してお別れです。
少しだけアルベルベッロの町の人になってしまいました。
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