太極拳と私が歩んできた道4 鹿児島気功同好会の発足

瀬戸 武志

2011年10月12日 09:13

太極拳と私が歩んできた道4 鹿児島気功同好会の発足



私は、鹿児島鍼灸・指圧専門学校を卒業し、鍼灸指圧師としての国家資格を取得

そしてすぐに中国の上海中医学院に短期留学して中国気功師の認可も得ました

その後鹿児島に戻った私は、鹿児島気功同好会を結成しました

そして、当時勤務していた治療院の2階を気功の道場にお借りして

中国気功法と太極拳の普及に努めることになったのです

中国気功法は、昼と夜に道場や友人のダンススタジオで教室を開催したり、

鴨池公民館で連続講習会を行ったりして、少しずつ生徒を増やしていきました

多いときは生徒の数も60~80名を超えクラスも8クラス程度行っていました

太極拳は、鹿児島に来てから、地元で活躍されている出水の前田先生に御世話になり

楊名時先生の「気功太極拳24式」を学ばせていただきました

楊名時先生の太極拳は、私が以前行っていた「正宗太極拳」よりも短く

だれにでも実践ができる素晴らしい太極拳でしたので、

私も、一般の方を指導するときは、「気功太極拳」をおこなわせていただきました

上の写真は「八段錦」と呼ばれる気功です




この気功同好会が始まったのは、確か1990年頃だったと思います

今からちょうど20年前ですね(写真の日付からしても・・)

そこから今年まで、とどまることなく気功と太極拳を実践し教え続けてきました


私の気功法の基本の一つは呼吸法です

4式呼吸法と呼んでいますが、異なる4つの呼吸を行います

体の中の邪気を吐く活元呼吸や宇宙の気を取り入れる合掌呼吸

体の中に気をめぐらす小周天、丹田を強化する丹田呼吸等です

そして、体の関節を呼吸と共に動かし柔らかくする保健功

太極棒と呼ばれる棒を使用して体内の気をめぐらす「太極棒気功」

そして体の気を整えたところで行うものが「太極拳」です

「太極拳」は動く瞑想ともよばれていて、太極拳をゆっくりと舞っていると

この宇宙と一つに交わるような意識状態が生まれてきます

体の中がゆったりとして、心臓の鼓動や血液のながれる音が聞こえてきそうです

仕事や生活の中で疲れてしまった人達にはお勧めですね

最後は、しばらく呼吸を整えながら、瞑想を行います


私達にとって気功とは、自分自身をを見つめ健康になるための大切な方法です

今の私が健康で休みも取らず仕事を続けられるのも、

また普通の人には理解できないような認識力を持つのも

きっとこの気功を続けることで、自分の潜在能力を開発してきたおかげです


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