太極拳と私が歩んできた道2 中国拳法・気功法との出会い

瀬戸 武志

2011年10月06日 08:40

太極拳と私が歩んできた道2 中国拳法・気功法との出会い



私が島先生から太極拳を学んだ後に、島先生の先生である佐藤金兵衛老子に

弟子入りすることになったのは私が、28歳の頃であったと思います

佐藤金兵衛老子は日本の高名な武術家で日本の拳法のみならず

中国の老子より多くの中国拳法を学んだ方です

特に王樹金老子より形意拳、太極拳、八卦掌を学ばれ、全日本中国拳法連盟を設立。

私も、この東京の連盟の道場にて太極拳や八卦掌を学びました。

そして、私が鹿児島に帰る前に、太極拳の指導員としての資格を頂きました

この佐藤金兵衛老子は非常に小柄な方でこよなく酒を愛されていました

本当に、日本の古き武術家の風情を残されていた方でした




そしてもう一人の先生が、私に気功法を教えてくれた柿崎先生です

柿崎先生は、中国との貿易に携わっていられた方ですが

日本でもいち早く医療気功の考え方を取り入れられた先生です

日本で初めてNHKなどのカルチャーセンターで気功教室を開催され

私も時折同行させていただき学ばせていただきました

柿崎先生からは、「太極15勢」「保健功」等の気功を教えていただき

気功の指導員としての認定を頂きました


私は鹿児島に帰ってから太極拳や気功法を指導したいと思っておりましたので

東京にいる間に、整体治療と共に、毎日道場通いを続けていました

この間日本の太極拳屋中国拳法の先人と共に時間を過ごせたことは

私にとってとても大切な経験となりました

ひとつの事を達成した人間の風格、深さ、豊かさ

先生の言葉ひとつから零れ落ちる智慧、

私は、自分の人生の初めにこのような素晴らしい出会いを得たことで

自分の人生をどのように生きていくかを考え始めたのです








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