リリちゃん ありがとう

瀬戸 武志

2015年03月19日 23:52

りりちゃん ありがとう!



今日は、私達の家族でもあるビーグル犬のリリちゃんの写真を集めてみました。
ビーグル犬のリリちゃんは、私達が吉野町に自宅を建てた2000年に、「犬猫と共生する会」で紹介されてもらってきました。
この時は、大学の実験用として飼われていたということで、同じ姉妹であるユキちゃんと一緒に2頭で我が家に来てくれたのです。



この写真は2005年、相棒のユキちゃんとリリちゃん、約5歳のころの写真ですね。
このころは、2頭ともとても元気がよくて、よく寺山運動場や「少年自然の家」の近くまでお散歩に行っていました。
何に対しても好奇心旺盛なりりちゃんに比べ、ユキちゃんは、いつもマイペースでのんびりとしています。
でも、2人はいつも仲良しで一緒に遊んでいました。
私達は、リリちゃんのことを「癒し犬」、ユキちゃんのことを「悟り犬」と呼んで楽しんでいました。



大切な遊び仲間を失ったのは、そのしばらく後の事、
避妊のために打ったホルモン抑制のための注射が原因だったのかわかりませんが、
ユキちゃんが、急に容体が悪くなって、突然目がうつろになって死んでしまいました。
驚いた私達は、その時、容体が悪くなりかけていたリリちゃんをつれて、鹿児島市の野添動物病院に直行。
すると、診断をしてくれた先生は、子宮に膿がたまっていて、ほっとくとリリちゃんも同じように死んでしまうといわれてびっくり!
先生は、急いで子宮摘出の手術をして、リリちゃんの命を救ってくれました。
今思えば、ゆきちゃんが自分の身を犠牲にしてリリちゃんのことを救ってくれたのかな、と考えています。



リリちゃんは、美味しいものに目がなく、私達が何かを食べていると、思いっきり尻尾を振って、私達の食卓の周りで大騒ぎします。
さすがに年を取ってくると、利口になったのか、ちょこんと座って、食べ物をくれと、目で訴えてきます。
リリちゃんの大好物は鶏肉などのお肉やブロッコリー、プリンなども大好物です。
プリンの容器は、隅々までなめまわしています。
リリちゃんはとても食いしん坊でしたね
それも犬が食べるものはあまり興味なく、私達が食べるものを、いつも一緒に食べたがっていました。



2006年のクリスマスの時ですね。
トナカイの角はあまりお気に入りではないようで、ムスッとしています。
この時は、新しい相棒となった猫のシャプラはサンタさんの帽子をかぶせられていました。
猫のシャプラは、小さい時にけがをして苦しんでいたところをママに拾われて、我が家にやってきたのですが、
リリお姉ちゃんが、シャプラのお母さん代わりです。
いつもリリお姉ちゃんと遊んだり、困らせて怒られたりしています。
リリも本当は猫のシャプラの事が大好きで、時折自分のお家がとられても、怒らずに見守っています。



シャプラもリリも、二人ともパパのマッサージが大好きです。
よくならんで、お腹を見せてねっ転がって、パパの顔色をうかがっています。
お腹や背中をさすってあげるととてもうれしそうな顔をしてご満悦です。
パパの指を捕まえて、ペロペロなめてくれます。
この子たちにとって、パパのマッサージは、何物にも代えがたい喜びです。
最後まで、パパのマッサージをおねだりしていたのもリリちゃんでした。



去年のクリスマスは、スヌーピーのクリスマスのお洋服を買ってあげました。
最近は、静かに座っていることが多くなりましたが、16才とは思えないほど元気です。
食べ物の匂いがすると、目がキラキラとして、ママのもとをうろうろしています。
お散歩も、まだまだ大好きです。
リードをつけてもらって、午前中にママと近くをのんびりと歩いて、お散歩を楽しんでいます。



リリちゃんたちにために作ってあげたお庭は、やはりリリちゃんのお気に入りです。
最後は、自分で立つことも難しくなりましたが、お庭にいる時は、とても気持ちよさそうです。

そして、今朝、先に天国に行ったユキちゃんが、リリちゃんを迎えに来てくれました。
お腹や心臓の近くに腫瘍ができたらしく、腹水と胸水に膨らんだ体を横たえ、呼吸も苦しそうでした。
パパもずっと体をさすってあげて、天使や女神たちに、リリちゃんを苦しみから救ってくださいとおねがいします。

そしてリリちゃんの魂が静かに、その体から離れていきます。
リリちゃんがとても自由になり、輝いてい様子がわかります。
リリちゃん、私達の大切な家族として、一緒に暮らしてくれて、ありがとう。



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