ペルーの首都リマ 神聖なるマチュピチュ&インカへの旅2

瀬戸 武志

2015年02月22日 11:39

ペルーの首都リマ 神聖なるマチュピチュ&インカへの旅2



私たちは、念願のマチュピチュに思いを寄せて、旅行会社のツアーでペルーに向うことにしました。

私が、マチュピチュに行く理由を何度尋ねても、マスターたちは行けばわかるとすまし顔!
さすがに2,3日前になると、マチュピチュに行く理由も少しずつ話はじめてくれましたが、その核心が分かったのは、なんと成田空港の待合時間のときに、空港のカフェでとったチャネリングでした。(前回ご紹介)

私たちは成田から、ニューヨークに向かい、そこからペルーのラン航空に乗り換え、合計21時間の飛行機の旅をしてようやくペルーのリマ空港へとたどり着きました。
鹿児島から考えると27時間にも及ぶ移動時間でした。

途中、日付変更線を通るので、私たちは1日逆戻り、出発日の翌朝、リマ空港へとつくことになりました。

憧れのペルーですが、この日の午前中はリマの市内観光です。
ただ、観光の予定地は、アルマス広場、大聖堂(カテドラル)、大統領府とサン・フランシスコ教会ということで、昔のインカ時代の人々を征服して作られた街や教会ばかりなので今一つテンションも上がりません。

教会の美しさ自体は、決して嫌いではありません。
どちらかというとヨーロッパに旅行した時は、あえて古い教会を訪ね、祈り続けたものですが、ここ南米においては、教会そのものの持つ意味が全く違います。

教会はスペインやポルトガルの征服者たちによって、インカの人々を抑圧し、金銀を策略するための道具とされてしまったのです。
インカの人たちが大切に信仰を育ててきた神殿は取り壊され、彼らが神にささげた金銀財宝も奪いさられてしまったのです。
そして、最も大切なインカ人の心の自由も奪ってしまいました。

リマの中心地となるアルマス広場の周りに立つ立派なカテドラルや大統領府も、インカ時代の神殿を破壊して、その堅固な基礎を利用して作られたものです。

私たちがカテドラルの前に立つと、その当時の人々の思いが伝わってきます。
私たちは、この旅の最初に、キリスト教の大聖堂(カテドラル)を作るために破壊された太陽の神殿の上に立ち、インカの人々の魂が、インカの石組みの間から抜け出して光の中に導かれていくことをイメージして祈り始めました。

私たちメンバーは、共に手を取り合い、インカの人々の魂に光を送ります。
マスターたちにこのことを訪ねると、それはもう終ったこと、過去のこと、
そして必要だったこと、というメッセージが来ます。
私たちは、過去の行いにとらわれる事なく、歩まなければなりません。

私たちが、カテドラルの前の広場に作った光の柱は、元インカの太陽の神殿から、どんどん広がっていきます。
その光の中で、多くの魂達の思いが癒され光の世界に上っていきます。


〈祈りをささげる土器〉

この瞑想が終わり集合場所に戻ると、目の前を一台の小型トラック、車のボディには「PITY」と大きく書かれていて大笑い。
PITY(ピティ)とは、成田空港で、私にメッセージをくれたマスターで、私たちと一緒に旅してくれることになっていたので、「早速のお出まし!」についうれしくなってしまいました。

今日のツアーは、この伝統ある旧市街から、新しくできた新市街地区へと向かいます。
バスは、やがて、街を抜け、すがすがしい風が吹き抜ける海岸通りにでます。
私たちは、とても素敵な銅像がある海岸公園をお散歩した後、食事をとってホテルに向かいます。

お昼の3時ころからは、少しだけ自由時間です。
同じツアーの皆さんは、お散歩とかお買い物をしているようですが、私たちにはいかなければならないところがあります。
ガイドさんにお願いして、タクシーを1台チャーターして、大切な儀式の場へと向かいます。

それは、リマの住宅やオフィスビルが立ち並ぶ中に忽然と現れた2つの古代遺跡、

おそらく、2000年近く、眠り続けた巨大遺跡、ワカ・プクジャーナとワカ・ワジャマルカと呼ばれるプレインカ時代の大切な遺跡を訪ねます。


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