リフレクソロジーの知識と実践講座4 リフレクソロジーを行う環境

瀬戸 武志

2014年06月11日 16:42

リフレクソロジーの知識と実践講座4 リフレクソロジーを行う環境




リフレクソロジーを行う環境について

リフレクソロジーを始めるにあたって必要なことは、しっかりとした技術と受け手がゆっくりとリラックスできるような環境です。
そして、受け手に対する感謝の気持ちと受け手の様々な意見を尊重し丁寧に扱う気持ちです。

< 環 境 >

施術を行う前に心掛けなければならない事は、手や指を清潔に保つことです。
爪を短く切り、やすりをかけて皮膚を傷つけないようにします。
もちろん手洗いはかかせません。
そして使用するオイルも新しく、質の良い植物油を使用します。

そして、受け手がリラックスできる室内環境を作ることです。
適度な室温、騒音のしない部屋で静かなBGMがあって、室内をやや暗くする事ができれば最適です。
そしてTELも留守番電話にしましょう。

次に受け手がリラックスして受けられるようにベットかソファを用意して、クッションやバスタオル、毛布等を備えましょう。

施術を行う前に、必ず受け手の体の状態や精神状態に注意します。
もし発熱のある疾患や極度の疲労、精神的に興奮していたりした場合、リフレクソロジーを行っても良い結果がでない時がありますので注意してください。

また、空腹時や食事のすぐ後もリフレクソロジーを行うとおなかが痛くなることがありますので、避けた方が良いでしょう。

できれば簡単なカルテなどを用意して、受け手への施術内容や感想等を記入しておくととても参考になります。


< 技 術 >

施術を始める前に、受け手の足をホットタオルで温めながらふいてあげたり、お湯にしばらくつけてあげましょう。
そうする事で足も清潔になり、緊張も取れて施術がしやすくなります。

最初のうちは未熟ですから、必ず丁寧な施術を心がけてください。
決して力任せに押したり、固いからといって同じ所ばかりをゴリゴリと揉んではいけません。
特に棒を使う場合は気をつけてください。
皮膚を傷めて水ぶくれができたり、筋肉の炎症を引き起こす原因になります。

もしそのような事があったら必ず冷たい水や氷、アイスノン等で冷やしてください。
そして受け手に充分に謝るように。
そうしなければ、もう二度とあなたのモデルにはなってくれないでしょう。
1回の施術は必ず1時間以内にしましょう。

そして片寄る事なく全体を行います。
また、片足を行うときは、片足をタオル等でまいて保温するようにします。
せっかくマッサージを行って血行が良くなっても、クーラーなどの風が当たって冷えてしまうといけませんし、急に冷えると体調を崩しやすくなります。

<施術終了後>

施術が終わった後は、しばらくリラックスしてもらう為に横になって休んでもらってください。
そしてその間にあなたは、代謝を良くする為にハーブティー等を準備して、受け手に充分な水分補給をしてもらいます。
また大切な事は、リフレクソロジーを行った後は、体がだるくなったり疲れがでやすい事もあるので、ゆっくり休憩を取って下さいと申し添える事です。



〇リフレクソロジーの施術を行ってはいけない場合

リフレクソロジーはあくまでも、健康法として行いますので、特定の症状を治療する為のものではありません。
医療行為に関するような事は、慎まなければなりません。
したがって、何らかの病症を持っている方に関しては、施術を行わない方が良いと思われます。特に下記に関する症状がある人には、絶対に行ってはいけません。

○ 病院に入院しているか定期的に通院している人は、医師の許可がない限り施術してはいけません。また薬を常用している場合、さまざまな反応が出る可能性があります。

○ ペースメーカー等の医療器具を使用している方も同じです。
特に悪性腫瘍があったり、脳や心臓、肝臓に病気を持っている人は要注意。

○ 風邪などで発熱している人や、極度の疲労や不安定な精神状態にある人。

○ 足の骨折や捻挫、傷、できもの、腫れ、ほてりがある人。

○ 妊娠中の人。お酒に酔っている人








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